在タイ日本人子女教育応援ジャーナル「Sukusa」

現在、バンコクで発行されている在タイ日本人子女教育応援ジャーナル「Sukusa」のバックナンバーです。

Sukusa Vol.45 Jan. '08

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

Sukusa

在タイ日本人子女教育応援メール・マガジン

www.siam-micky.com

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

<Sukusa Vol.45の協賛スポンサー様> −−−−−−−−−−−−−−−−−

*The Regent's School 様(インターナショナルスクール)

TEL: +662-690-3777

http://www.regents.ac.th E-mail: enquiry@regents.ac.th 

 

*泰明倫館 様(学習塾)

TEL: +662-262-0768 FAX: +662-262-0769

http://www.meirinkan.com

 

*泰夢 様(学習塾)

TEL: +662-712-7813 FAX: +662-712-7814

http://www.timebangkok.com

 

*ena 様(学習塾)

TEL: +662-712-8032 FAX: +662-381-1586

 

*Kid's Academy International Pre-School 様(インターナショナル幼稚園)

TEL: +662-714-3636 FAX: +662-714-3737

http://www.kidsacademy.ac.th E-mail: info@kidsacademy.ac.th

 

*トモ・トラベル(旅行会社)

TEL: +662-659-5989 FAX: +662-659-5993

http://www.tomotravel-can.com

 

*Bromsgrove International School(インターナショナルスクール)

TEL: +662-989-4873 FAX: +662-989-4094

http://www.bromsgrove.ac.th

 

*Charter International School(インターナショナルスクール)

TEL: +662-726-8283-4 FAX: +662-726-8475

http://www.charter.ac.th

 

*Rasami International School(インターナショナルスクール)

TEL: +662-644-5291-2 FAX: +662-640-9527

http://www.rasami.ac.th

 

*Pan Asia International School(インターナショナルスクール)

TEL:+662-726-6273-4, FAX:+662-726-6341

http://www.p-asia.com

 

<Contents> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

*1月号の特集より

*インター校訪問  Pan Asia International School

*めざせS.E.N.S 特別支援教育士への道

*書評

*新・頭のよくなる風水

*編集部よりお知らせ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<1月号の特集より> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

在外日本人学校における特別支援教育のあり方

 2007年4月より「発達障害者支援法」に基づき、全国の小中学校ではLDやADHDをはじめとする発達障害が見られる児童・生徒に体する特別支援教育の体制づくりが求められるようになり、学校現場でもその取り組みが活発化してきました。

 バンコク日本人学校でも特別支援教育に取り組むようになってきましたが、在外日本人学校では国内の小中学校とはまた違うアプローチでの特別支援教育のあり方が必要になってくると思います。

 そこで、今回は新春特別論文として、在外日本人学校における特別支援教育というものを考えてみたいと思います。

 ここ最近、海外に在住する日本人は1,012,547人(2005年外務省の統計による)を超え、特に中国をはじめとしたアジア地域の在住日本人の数が大きく増えています。現在私たちが暮らすタイ・バンコクにおいても、1997年の通貨危機直後は在住日本人の数は減少がしましたが、21世紀を迎えた頃から再び増えはじめ、最近は36,327人(2005年、在タイ日本国大使館統計による)の在住者を数えるまでになりました。

 こうしたタイにおける在住日本人の増加は、在住日本人子女の増加をも伴い、2007年4月現在バンコク日本人学校は小中学部合わせて約2400人の児童・生徒が在学する、世界でも最大規模の日本人学校となっています。昨今は年間100人のペースで児童・生徒が増ているそうで、そうしたこともあってか2009年4月にはシーラチャーに新しい日本人学校が開校するそうです。

 在タイ日本人の数が増えるということは、日タイ両国の経済発展や文化交流に大いに貢献するといえますが、それに伴い在タイ日本人子女の数が増えることについては、日本人子女への教育の質が向上していくということには必ずしもイコールであるとは言い切れないと思います。

 これまで私が現地で教育に携わる中で、日常の学習に対する保護者のニーズの多様化は年々広がりを見せるていますし、特に学力不振の児童・生徒に対するケアーを求める声は保護者の皆さんから多く聞かれるのが実感です。また、私もこれまで児童・生徒に学習指導を行ってきた経験から、相当数の学力不振者を見てきました。

 こうした学力不振者の指導法を日々考えてきた中で、その原因として学習障害(LD)や注意欠陥・多動性障害(AD/HD)があるのではないかといういうことを考えるようになりました。

 現在、日本では学習障害(LD)や注意欠陥・多動性障害(AD/HD)についての研究が進み、指導と支援の方法も確立されつつあり、「特別支援教育」として次第に認知されるようになってきています。また、2005年施行の「発達障害者支援法」は、こうした症状を持つ子どもたちの指導や支援が更に進むものとして期待が寄せられています。また、発達障害者支援法の制定や学校教育法の改正により2007年4月からは日本全国の公立の小中学校で特別支援教育の体制を整えていくことが求められるようになりました。

 こうした流れを受けて、バンコク日本人学校でもこれまで行われてきたいわゆる「なかよし学級」での教育に加え、特別支援教育の体制を整えることになりました。

 しかし、バンコクでは世界の日本人学校に先がけていち早く特別支援教育への取り組みを始めたと思われますが、世界の多くの国に在住する日本人子女に対するこうした指導や支援の体制の確立も、今後取り組むべき大きな課題であると言えます。

 その理由として、@日本で特別支援教育の進んだ地域からの転出者が在外日本人学校で学ぶ可能性が増えていくことが予想される。Aそうした子どもたちが海外在住をするにあたり、その地域性や言語環境、さらに日本人と現地の人との間に生まれた国際児の生活環境を考慮した「特別支援教育」のあり方を研究していかなければならない。B在外日本人学校は基本的に学習指導要領にのとった、日本と同じカリキュラムでの教育を行っているので、日本で「特別支援教育」が広がりを見せている限りにおいては、できる限り同じシステムを取り入れていくべきである。C日本人学校に在学する児童・生徒の多くは将来日本に帰国し、再び日本で教育を受けるものがほとんどであるので、通常の指導と同様に「特別支援教育」にあたる分野においても日本との連続性を持たせる必要がある、という点が指摘できると思います。特に、Aについては、私は海外生活における子どもたちの言語獲得状況に影響した「仮性学習障害」または「仮性ディスレクシア」ともいうべき状態が引き起こされていると現在考えています。

 学習障害(LD)の発生率は2002年の文部科学省による「通常学級に在籍する特別な教育支援を必要とする児童生徒に関する全国調査」によれば4.5パーセントで、これに学習面か行動面に著しい困難を持つと担任教師が回答した数が6.3パーセントあることから、その発生率は概ね5パーセント前後と見ることができます。これを40人学級で当てはめてみると確率的にはクラスに1〜2人は存在することになります。これをバンコク日本人学校で当てはめた場合、単純計算でその数は100人を超えると推計できます。この数は決して少ないと言えないでしょう。また、バンコクと同じような大規模日本人学校(上海、シンガポール、香港など)も多くの学習障害(LD)の症状を持った子どもがいるものと考えられます。

 そこで、バンコクにおける日本人子女に対する「特別支援教育」のあり方、特に地域性を考えた言語環境の面から見た学習障害(LD)児や注意欠陥・多動性障害(AD/HD)児への対応を研究していくことは、バンコクにおける「特別支援教育」の推進に役立つでしょうし、その他の地域の大規模日本人学校での「特別支援教育」の指針としても役立つと思います。

 これらのことは、今後の私の大いなる研究テーマでありライフワークになると思います。まずはバンコクにおける学習障害(LD)児や注意欠陥・多動性障害(AD/HD)児に対する「特別支援教育」的観点からの支援のあり方を考えていき、様々な形で提言や働きかけをしていきたいと思います。

 特に、タイの地域性、言語環境を踏まえた「特別支援教育」のあり方を検討していくことは、 きっとその他の在外日本人学校における特別支援教育にも役立っていくことになると確信をしています。

 また、先に述べた「仮性学習障害」または「仮性ディスレクシア」がタイの地域性や言語環境から引き起こされているかもしれないということを研究していくことも重要なことだと思います。

 これらのことを研究していくことは、バンコクにおいてよりよい学習環境を構築していく上での一つの柱になるテーマだと思います。私も微力ながら、私なりに研究してきたことをSukusaの紙面をはじめ、様々な形で提言をして、在タイ日本人子女教育の質の向上に少しでも貢献していきたいと思います。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<インター校訪問 Pan Asia International Schooll> −−−−−−−−

Pan Asia International School

 今回はバンコクの東郊にあるPan Asia International Schoolにお邪魔しました。

 Pan Asia International Schoolは0000年に開校したアメリカ式のインター校で、現在は約20ヶ国から307人の生徒が集まってきています。キャンパスも明るい雰囲気で、キャンパスの周りの環境も良好であると言えます。

 現在は幼稚園からG8(中学2年生)までの受入れですが、毎年受け入れ学年を増やしていき、最終的にはG12(高校3年生)までの受け入れを可能にしていくとのことです。

 今回は校長のHusni Hamad先生にお話をうかがうことができました。

 まず校長先生は学校名の由来を

「我々はアジアに住んでいるし、これからはアジアの時代。アジアの人々がお互いの文化を尊重しあえるアジア人のためのインター校にしていこうということで、この名前をつけました。」

 と説明してくれました。

 また、学校のシステムについては、

「アメリカ式カリキュラムは、アジア人である私たちがインター校で学ぶのには一番学びやすいシステムだと思います。」

 とおっしゃっていました。さらに、家庭との連携についてHusni Hamad先生は、

「子供の教育は学校と家庭で協力して行っていくもの。ですから、学校はご家庭との連絡を密に取るように心掛けています。」

 ともおっしゃっていました。

 Pan Asia International Schoolはアジア人のためのインター校を標榜していますが、教師陣はネイティブ・スピーカーを配し、生徒の能力に応じて無理なく英語力を身につけられるように指導しているとのことです。

 さて、入学についてですが、基本的には面接と書類選考によって入学を許可するそうです。入学を希望される方はお気軽に学校へ見学にいらしてほしいとのことでした。

 日本人社会にはまだあまり知られていないインター校かもしれませんが、インター校へ進学をお考えのご家庭においては、選択肢の一つとしてお考えになってもよろしいのではないでしょうか。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<めざせS.E.N.S 特別支援教育士への道> −−−−−−−−−−−−−−−

8月8日午前

 この日の午前中は「総論:個に応じた支援」という講座で、明治学院大学の緒方明子先生の講義でした。

 まず、現状では発達障害についてしっかりと診断できる医師が日本でも全国に115人しかおらず、医学的診断を待つだけでも相当の時間を要するので、教育的判断から対象児が学習面や生活面でどのような困難を持っているのかをアセスメントし、取りうることのできる個に応じた支援に取り組んでいくことが大切であるとのことです。

 また、通常学級での支援に取り組んでいく際には、例えば3回注意しても対象児が改善を見せない時には注意するという働きかけそのもの効果がないと判断して別の方法を考えてみることも必要で、その際には行動の背景を観察したり、その行動が持っている機能を考えてみたり、望ましい態度や行動を意識化させることによって個別に支援していくことも必要であるそうです。

 

8月8日午後

 この日の午後は「社会的自立・就労の指導」という講座で、東大和市立第二中学校の渡辺圭太郎先生のこう義でした。

 特別支援教育では学校での学習や生活面の指導だけではなく、その先にある進学や就職の支援についても考えていく必要があり、この講座ではそのための方策を考えるというものでした。

 例えば就職に向けて何か資格を取るということも考えられますが、資格を持っているからといってその能力を生かして長く続けられるかは別物で、本人の能力と興味に合致した資格を取らせるべきであるとのことでした。また、就職の時だけ障害者手帳や養育手帳を取得して就職活動に役立てるというのも取りうることのできる方法だと紹介していました。

 今回の講座で全講座を受講したことになり、後日試験結果も合格という通知を受けたので受講派修了したことになりました。12月23〜25日はいよいよ最後の講習、指導実習を受けることになりました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<書評> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

騙されてませんか!?

タイトル:「プロパガンダ教本」

エドワード・バーネイズ 著 中田 安彦 訳/解説 成甲書房 刊

2007年7月15日 初版 1,600円

ISBN978-4-88086-217-0

コメント:

 昨年は「あるある大辞典」の問題でマスコミのあり方が問われましたが、マスコミがいかに大衆を扇動していくかというメカニズムや効果的な宣伝の方法等を解説している本なのですが、実は初版は80年も前のものなのです。しかし、この本で説かれている内容は現在のマスコミ界や大衆心理にも通じていて、それだけでも驚くべき一冊です。

 また、この本では「教育界こそプロパガンダが必要である」と説き、大学を例にとって大学の研究成果や長所をどのように大衆にアピールしていくかということについて説いているところは、教育に携わる者としては大変興味深かったです。

 

タイトル:「LDとADHD」

上野 一彦 著 講談社+α新書 刊

2003年5月20日 初版 780円

ISBN4-06-272196-1

コメント:

 2007年度より発達障害者支援法により学校現場では特別支援教育の体制を整えることを求められるようになりましたが、基本的なこととして発達障害の中心的な症状であるLD(学習障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)の概要について、どれだけの方がご存じなのでしょうか。

 筆者の上野一彦氏は日本LD学会の会長で、長年 LDについて研究をされてきた方です。この本ではLDやADHDについての基本的な概要が網羅されていて入門書として最適な一冊でると言えます。

 教育関係者の方だけではなく、親御さんにも読んでいただきたい1冊です。LDとADHDを知る入門書

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<新・頭のよくなる風水> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

子どものわがままな性格を直すには。

 子どもはのびのびと育ってほしいものですが、放っておくとときにはわがままの度が過ぎてしまったりします。ただやんちゃなだけならまだ許せるのですが、それが傍若無人になってしまったら困りものです。おまけに他人様に迷惑をかけるようなわがままぶりが目につくようではさらに困ります。

 そこで、今回は子どものわがままぶりを改善する風水をご紹介しましょう。

 わがままな子どもは感情の起伏が激しく、怒りっぽいことがよくあります。そういうお子さんをお持ちのお母さん。今の子供部屋の位置を振り返ってみて下さい。子供部屋が南側にありませんか? 南側の部屋を使っている子どもは感情の起伏が激しくなりがちです。

 そこで、そういう子どもには北側にある部屋を子供部屋として与えるのがいいでしょう。北は人を落ち着かせる気を持っているからです。そして、ベッドは東枕にして机は北向きにセットしてあげます。この辺は賢い子どもになる部屋づくりと一緒ですね。こうすることで子どもの感情が落ち着いてきます。

 しかし、北側の部屋をすぐに与えられるのでしたらいいのですが、なかなかそうもいかないこともあります。

 今の子供部屋を使いつつ子どものわがままを矯正していくためにはどうしたらいいでしょう。

 まずは、部屋の風通しをよくして下さい。それから、観葉植物をセットしてあげて下さい。また南や西からの日ざしが強い部屋はカーテンでしっかりと遮光しましょう。それから机は北向きにし、ベッドは北枕で寝るようにしましょう。こうすればだいぶ気持ちが落ち着いてきて、わがまま度が低下してくると思います。

 子どもはすくすく、のびのびと育ってほしいですが、やっぱりわがままなのは困りますからね。みなさんのご家庭にわがままなお子さんがいらしたら、ぜひ今回の風水をお試し下さい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<編集部より> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

*Sukusaでは発行に際してご協力いただける協賛スポンサーを募集いたしております。詳しくはSukusa編集部(sukusa@siam-micky.com)までお問合せ下さい。

 

*「Sukusa」はチェンマイでも読めます!

 この度「Sukusa」はチェンマイ窓口を開設いたしました。チェンマイにお住いの方で「Sukusa」の定期購読をご希望の方は、下記の代理店までお問合せ下さい。

ランゲージ・インテリジェンス

Tel: 053-400567

Fax: 053-400636

担当:谷口 氏

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

発行 : Sukusa編集部 By Siam-Micky's Planning Co.,Ltd.

メールアドレス : sukusa@siam-micky.com

URL : http://www.siam-micky.com

発行人 : マイケル・ヤマカワ

この記事の内容を弊社に無断で転載することを禁じます。

Copyright 2006

この記事についてのご意見、ご感想はメールにてお寄せ下さい。