在タイ日本人子女教育応援ジャーナル「Sukusa」

現在、バンコクで発行されている在タイ日本人子女教育応援ジャーナル「Sukusa」のバックナンバーです。

Sukusa Vol.27 Jul. '06

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Sukusa

在タイ日本人子女教育応援メール・マガジン

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<Sukusa Vol.27の協賛スポンサー様> −−−−−−−−−−−−−−−−−

*The Regent's School 様(インターナショナルスクール)

TEL: +662-690-3777

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*泰明倫館 様(学習塾)

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*泰夢 様(学習塾)

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*ena 様(学習塾)

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*The 塾・Genius バンコク・ゼミナール 様(学習塾)

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*MI Computer 様(コンピュータースクール)

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*トモ・トラベル(旅行会社)

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*Bangkok International Prep School(インターナショナルスクール)

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*Rasami International School 様(インターナショナルスクール)

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*Rose Marie Academy 様(インターナショナルスクール)

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*Kid's Academy International Pre-School 様(インターナショナル幼稚園)

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*Kiddy Kare 様(インターナショナル幼稚園)

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*Perk Place International School 様(インターナショナルスクール)

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*PASS International Education Center 様(語学学校)

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*Professional Maid Service 様(メイド紹介)

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*タワン語学学校 様

TEL: +662-712-6454-5 FAX: +662-712-9830

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<Contents> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

*7月号の特集より

*インター校訪問

*めざせS.E.N.S 特別支援教育士への道

*書評

*新・頭のよくなる風水

*編集部よりお知らせ

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<7月号の特集より> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

特別支援教育のすすめ

 本紙ではこれまでに学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害についてお伝えしてきましたが、ではこうした一連の症状を持つ子どもたちに対してどのように支援し、指導していくかということについては詳しく触れていませんでした。

 日本ではそうした子どもたちに対する支援と指導について、2005年4月に施行された「発達障害者支援法」に基づき、その一貫として特別支援教育が急速に広まってきています。

 LDやADHDの症状を示す子どもは、一見普通の子どもと変わらないように見えることで、周りの大人たちはどうしても見のがしがちです。しかし、そうした子どもたちを支援していく必要性は、ここバンコクでも日増しに大きくなってきていると言っていいでしょう。

 そこで、今回は日本の特別支援教育についてご紹介すると共に、在タイ日本人子女教育の中でどう生かしていけるかということについて考えてみたいと思います。

・まず、もう一度LDとADHDについてのおさらい。

 LDとは、基本的な知的発達に遅れはないものの、聞く、話す、 読む、書く、計算する、推論するなどの能力のうち特定のものの習得と使用に特に困難を示す様々な状態を指します。また、LDに附随した症例として、社会性の困難、運動の困難、注意集中・多動による困難(ADHD)なども挙げられます。

 例えば、人の話を聞いて理解することはできるのに、教科書や黒板の字を読んで理解することが困難な読字障害や、コミュニケーションや集団行動がうまく取れない社会性の困難などがあります。

 その原因は 中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されますが、はっきりとした原因はいまだ不明な点も多く、環境などによる外的要因も何らかの影響を与えるのではないかとも考えられています。しかし、適切なカウンセリングや学習指導で、かなりの改善が見られることも確認されています。

 さて、LDの表出率は概ね5パーセント前後と言われています。これにADHDや高機能自閉症の症状を持つ子どもの数まで含めて考えると、6パーセントを超えると言われています。これは確率論の話になってしまいますが、40人学級の中では約2〜3人はそうした症状を持ち、日常の学習に何らかの支障をきたしていることになります。

 しかし、そうした症状を持つと見られる子どもたちへの学習支援体制は、ここバンコクではまだ出来ていないと言っても過言ではありません。

・最近の日本の特別支援教育はどのようなものか。

 先の「発達障害者支援法」第8条では、「国及び地方公共団体は、発達障害児(18歳以上の発達障害者であって高等学校、中等教育学校、盲学校、聾(ろう)学校及び養護学校に在学する者を含む。)がその障害の状態に応じ、十分な教育を受けられるようにするため、適切な教育的支援、支援体制の整備その他必要な措置を講じるものとする。」と定めています。

 こうした法制定を受けて、全国の学校では特別支援教育についての校内委員会を設置し、教員の中から特別支援教育コーディネーターを指名して地方公共団体と連係しながら支援体制づくりが進められています。

 2004年のデータでは、日本全国の小中学校での校内委員会の設置率は75パーセント、特別支援教育コーディネーターの指名率は49パーセントです。しかし、巡回相談員による支援が44パーセント、専門家チームによる具体的な支援が行なわれている学校は18パーセントにとどまっています。

 現在、日本全国の小中学校では体制づくりは急速に進んではきていますが、実際に支援に乗り出しているところはまだ少ないと言うのが現状です。

 とはいうものの、今後バンコクに転入してくる児童・生徒の中にも、特別支援教育の進んだ地域からの転入生も増えてくることも考えられます。そのため、バンコクの日本人子女教育界全体でも、特別支援教育に対する認識を高め、体制づくりを進めていくことは重要な課題となるでしょう。

 また、日本では2001年から、これまでの「特殊教育」から「特別支援教育」への転換がなされ、それを受けて先の国会では学校教育法が改正になり、これまでの養護、ろう、盲学校などの枠組みを替え、特別支援学校としてLDやADHD児も含め、学習に特別な支援を要する児童・生徒を幅広く支援していく体制を作っていくことになり、さらに特別支援教育が広がっていくことも予想されます。

・では、バンコクではどのように特別支援教育を進めていけばいいのか。

 しかし、実際にバンコクの日本人子女へ向けた支援体制づくりをしていくのには、子どもたちの数があまりにも多く、実態を把握するだけでも大変なものです。ですが、まずは実態把握をし、バンコクにおける特別支援教育をどのように進めていくかを考えていくことが必要だと思います。

 その上で、当面の方策として学習面のサポートについては在タイ学習塾の役割が重要となってくるのではないでしょうか。

 具体的には、学校と学習塾との間で学習について特別な支援が必要な児童・生徒の情報を共有し、サポートカリキュラムを提供していくシステムづくりがこのバンコクでは現実的な方法の一つとして考えられます。もちろんそこには本人や保護者の意見も取り入れ、「三位一体」のサポートカリキュラムづくりが必要でしょう。

 これは余談ですが、インター校では生徒の学習に改善が必要な場合は、その生徒の家庭教師をも学校に呼ばれ、学校、保護者、家庭教師で生徒の学習の改善について話し合うこともあります。

 在タイ学習塾は進学指導や通常の学習指導においては多くの実績を上げている学習塾も数多くありますので、特別支援教育の受け皿になるためのポテンシャルは十分備えていると思います。

 そのためには、在タイ学習塾の皆様にも特別支援教育についての認識を高めていただきたいと思います。

 しかし、こうしたシステムで学習を支援していく上では個人情報を扱う部分もあるので、システムづくりについては細心の注意を払うことは言うまでもありません。

 また、日本とは違った教育環境、言語環境を踏まえた特別支援教育、さらに日本とタイのハーフの子どもに対しての特別支援教育のあり方など、バンコクにおける特別支援教育では取り組むべき課題は多いと思います。

 そのためにこのバンコクにおいても、特別支援教育について広く意見が吸い上げられ、研究・実践していける仕組み作りも必要でしょう。

 さらに、LDやADHDについては専門の医師による診断やカウンセリングも必要です。そうした専門家とのネットワーク作りも進めていく必要もあるでしょう。

・まとめとして

 私が家庭教師でお邪魔しているご家庭のお子さんの中にも、少なからずLDなどの症状を示して日々の学習に困難をきたしている子どもが見受けられます。 しかし、バンコクでは数多くの日本人子女が在住していますので、それはほんの氷山の一角にすぎないのではないかと思います。

 適切な指導を受けられず、学習に対して自信をなくし、苦しんでいる子どもたちをこれ以上バンコクで増やしていくことは避けるべきことだと思います。また、学習困難による本人のコンプレックスや、LDやADHDについての知識や理解がないために生じているいじめや差別的な扱いを受けている子どももいるのではないかと考えられます。

 バンコクにおいて特別支援教育体制を整えていくことはもちろんですが、周りの大人たちがもう少し子どもたちに目を向けて気付いてあげられるように、LDやADHDについての啓蒙を進めていくことも必要です。そうすることにより子どもたちが日常の学習に励みを持ち、いきいきとバンコクでの生活が送れるようになるのではないでしょうか。

 特別支援教育の体制づくりについては、バンコクの日本人子女教育界はすでに考えていくべき時にきているのではないでしょうか。教育に携わる方々だけではなく、バンコクに暮らす皆さんで特別支援教育に関心を持っていただき、子どもたちを応援していける環境作りを考えていきませんか。

参考資料

・特別支援教育士養成セミナー 特別支援教育概論氈@ 上野一彦

・特別支援教育士養成セミナー 特別支援教育概論  篁 倫子

・障害臨床学 中村義行、大石史博 編 ナカニシヤ出版 刊

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<インター校訪問>−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ParkPlace International School

 今回はラムカムヘン通りソイ118にある、Park Place International Schoolにお邪魔してきました。

 PsrkPlace International Schoolは1997年創立のイギリス式のインター校で、現在は幼稚園からYear6を中心に約200名の生徒が在学しています。その中で日本人は2名在学しているそうです。

 周辺の環境は住宅街や学校があり、落ち着いた雰囲気の地域です。それでも校舎の周辺はまだまだ緑豊かで、校舎も開放的で明るい雰囲気が感じられます。

 Park Place International Schoolはまだまだ新しい学校ですが、カリキュラムはしっかり立てていて、保護者向けのシラバスや学校案内で授業内容や学校生活の指針を明確に打ち出しています。

 Park Place International Schoolに入学するためには英語の試験を受けることになりますが、基本的にはクラス分けのテストで、テストの成績によってはESLクラスに参加して英語力を養成していくこともあるそうです。

 7月10日から28日まで、Park Place International Schoolではサマースクールを開講します。このサマースクールではインター校で学ぶ上での基礎学力を養成していくことを主眼に置き、主に英語、数学、理科、コンピューターの授業を行なっていきます。それ以外にも水泳を中心とした体育や音楽、ドラマ、美術、歴史などの授業もプログラムに折り込まれているそうです。

 3週間のサマースクールで費用も18,000バーツという魅力的なものですので、小学生で将来インター校へ入学させようというご家庭にとっては、インター校の雰囲気を知るのには良い機会ではないでしょうか。

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<めざせS.E.N.S 特別支援教育士への道> −−−−−−−−−−−−−−

その3

 さて、いよいよ今年度の特別支援教育士セミナーが始まりました。私が参加したのは5月3日から5日まで東京の明治学院大学で行なわれたセミナーでした。明治学院大学は高校3年生の時に受験で訪れて以来でしたので、実に18年ぶりでした。

 会場はコースによって3教室に別れての授業で、それぞれの教室には200人ほどの受講生が授業を受けるというものでした。この受講生の数を見ると、いかにこの資格へのニーズが高まっているかというのが感じられます。

 そして、初日の講習は特別支援教育概論。午前は日本LD学会会長で、東京学芸大学教授の上野一彦先生の授業でした。先生は早くからLDについての研究を進めている方で、軽妙な語り口での授業は非常に楽しく受講できるものでした。 しかし、発達障害児への支援や指導についての現状、研究方法や歴史など、これから特別支援教育士として心得ておくべきことがたくさんありました。

 昼休み。校舎のロビーではLDやADHDに関する専門書の展示即売会が行なわれていました。これが結構嬉しかったですね。東京や京都でも暇さえあれば大型書店に出向くのですが、なかなか「これだ」という本がなくて苦労していましたので。

 午後はお茶の水女子大学の篁倫子先生による特別支援教育概論。ここでは主に特別支援教育のシステムについての説明がありました。特別支援教育についての細かなデーターを提示しながら、これからの特別支援教育をどのとうに広めていくかということをお話いただきました。データーの中で驚いたのが、日本は先進諸国の中では特別支援教育の普及率が最も低いレベルだということでした。(ちなみにトップのアメリカは12パーセント、それに対し日本はたったの1.2パーセントと、その差は10倍!)

 そして、それぞれの授業の後には小テストがありました。いずれの先生も「授業をしっかり聞いていれば簡単です」とはおっしゃっていましたが、中にはしっかりとした知識を持っていないと答えられないものも何問かありました。

 1日目を終わってみたら、結構充実した授業ではあったのですが、かなりヘトヘトになっていました。しかし、学ぶべきことややるべきことが見えてきたというところも感じられた1日でした。

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<書評> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

国際紛争の原因を読み解くには

タイトル:「荒野の宗教 緑の宗教」

久保田 展弘 著 PHP新書 刊

2004年 9月1日 初版 760円

ISBN4-569-62616-5

コメント:

 イラクやアフガンではいまだに混乱が続いていますが、そうした国際紛争の原因の裏には宗教の問題が深く絡んでいることがよくあります。この本では宗教から国際紛争の原因を読み解くカギが紹介されています。

 筆者の久保田展弘氏は宗教学者で、世界の様々な宗教を比較されている方です。

 この本では国際紛争を解決する手段として、一神教的な考えを改め、多様性を認める共生の精神が必要であるとしています。

 とかく宗教心が薄いと言われる日本人。たまには宗教的観点から国際社会を見てみるのもいいかもしれません。

 

子どものソーシャル・スキルとは?

タイトル:「子どもの社会力」

門脇 厚司 著 岩波新書 刊

1999年 12月20日 初版 740円

ISBN4-00-430648-5

コメント:

 昨今、子どもの社会性について論じられることも多く、「ソーシャル・スキルを身につけさせるには?」という話もよく聞かれます。そうした子どもの社会性の育ち方、身につけさせ方が書かれた本です。

 筆者の門脇厚司氏は教育学者で、特に教育社会学を研究されている方です。

 この本を読んでみると、子どもに社会性を身につけさせるには、子どもの成長の過程をよく分析し、周りの大人が適切な環境を整えてあげることが大切なようです。

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<新・頭のよくなる風水> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

憎まれっ子世にはばかる!?

 いつの時代にも「わんぱくぼうず」と「おてんば娘」がいるもので、それにこのタイの気候と風土があいまみえれば、そのわんぱくぶりやおてんばぶりにさらに磨きがかかっちゃう子どもが結構いるかもしれませんよね。

 「ウチの子、こんなにわんぱく(あるいはおてんば)で、大人になってから大丈夫かしら?」と心配をしているお母さんもいるんじゃないですか? 昔のハムのCMみたいに「わんぱくでもいい。たくましく育って欲しい」とか、アニメ「キャンディー・キャンディー」の歌みたいに「おてんば、いたずら大好き♪」なんて話が懐かしく感じちゃう昨今ですからね。

 そこで、今回はそんな「わんぱくぼうず」や「おてんば娘」がいるご家庭におくる、とっておきの風水をご紹介しましょう。

 「わんぱくぼうず」や「おてんば娘」がいるご家庭では、子供部屋を東北の位置にしてあげるといいでしょう。そうすることにより、わんぱくやおてんばでも気持ちのやさしい、「親分肌」の子どもに育ちます。でも、こういう子どもってよくケガをしたりしますよね。それには部屋の掃除をしっかりしておくことで防げます。子ども本人に掃除の習慣をつけさせるのもいいですね。

 それから、ベッドは白木で東枕で寝かせるといいでしょう。そうすることで、子どもが自然に机に向かうようになります。その勉強机は木製のものがベストです。それから、寝具類は淡い緑で統一し、テレビやオーディオ類は部屋の東側に置きましょう。家具類は白にしてあげるといいでしょう。床はフローリングが理想的です。

 さあ、「わんぱくぼうず」や「おてんば娘」がいるご家庭のお母さん、是非一度お試し下さい。

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<編集部より> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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