在タイ日本人子女教育応援ジャーナル「Sukusa」

現在、バンコクで発行されている在タイ日本人子女教育応援ジャーナル「Sukusa」のバックナンバーです。

Sukusa Vol.18 OCT '05

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Sukusa

在タイ日本人子女教育応援メール・マガジン

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<Contents> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

*10月号の特集より

*書評

*新・頭のよくなる風水

*編集部よりお知らせ

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<10月号の特集より> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

インター生必見、IBってなに?

 この9月より、バンコク市内の各インターナショナルスクールに入学した日本人の生徒は多いことでしょう。日本や日本人学校とは違う教育システムや、英語での授業を受けることでいろいろな戸惑いもあると思います。

 その違いの中に、インター校ではIBの単位を取得していくという授業が盛り込まれます。では、このIBというのは、いったいどういうものなのでしょうか。日本人にはなじみの薄いIBについて、今回は考察してみたいと思います。インター生の皆さん必見の特集です。

そもそも、IBってなんなの?

 IBというのは、International Baccalaureate Organization(IBO)という、国際教育を推進する非営利教育団体が評価する教育指標と言っていいでしょう。この団体はUNESCOなどにも認定されている国際団体です。

 IBOでの教育目標は国際感覚をもった全人教育にあり、ディプロマ・プログラムというカリキュラムを実施することにより、世界各国にあるインター校に学ぶ生徒が、将来、世界各国の大学に進学できるように、中等学校の最終2学年(アメリカ式インター校で当てはめれば11〜12年生、日本の高校2〜3年生の学齢に相当)から、大学教育に必要な知識と教養と国際性を見に付けさせる教育を行い、試験での評価を経て単位を認定していきます。

 2002年現在、IBOが行うディプロマ・プログラム世界108カ国、1002校が参加しています。

 現在では欧米の大学を中心に、インター校出身生徒に対しては、IBの単位を取得しているということを出願条件にしているところが増えてきていますので、インター生で将来欧米の大学に進学を希望している人は、IBの単位を取得するべく勉学に励むことになります。

IBで勉強することは?

 IBのディプロマ・プログラムは次の1〜6グループで構成され、1〜5グループから各1科目選択し、6グループから1科目または、1〜5グループからもう1科目の合計6科目を選択して、2年間受講し、その後単位認定試験を受験して、合格すれば単位が認められます。

 グループ1(第1言語)・・・母国語または、それに準じる言語についての学習

 グループ2(第2言語)・・・第1言語準じる言語、バイリンガルについての学習

 グループ3(社会科学)・・・地理、歴史、経済、哲学、社会人類学などの学習

 グループ4(自然科学)・・・生物、化学、物理、環境システムなどについての学習

 グループ5(数学)

 グループ6(芸術と選択科目)・・・美術、音楽、演劇、ラテン語などの学習

IBを学ぶことの意義は?

 筆者の場合、過去にあるインター生(日本人とタイ人の間に生まれた子で、第1言語はおそらく日本語。日・英・タイ語がどれもがネイティブレベル)が学んでいたIB Japaneseの宿題を見てあげていたことがあるのですが、日本の高校生でも今では学ばないようなハイレベルな純文学、古典や漢詩などが取り上げられていました。

 IBの各科目における内容や評価基準には細かな規定がありますが、こと国語だけをとって考えてみた場合、インター生としてこれだけハイレベルなものに取り組めるということは実に驚きでした。インター生は日常の授業はもちろん英語で行われるわけですが、将来、日本の大学進学を考えている生徒は、IB Japaneseだけでもチャレンジをしてみる価値は充分にあると思います。

 インター校で学ぶことにおいては、授業についていくために、日本人の生徒は英語力の強化を計る傾向にありますが、将来的なビジョンとして日本を活躍の場として考えるのであれば、やはり日本語を学ぶことは非常に重要なことであると思います。

 また、自然化学分野についても、将来、大学での授業や研究に対応しうるレベルの内容が取り上げられていますので、大いに取り組む価値があると思います。

 以前は、インター校は日本の学校にくらべると学習内容が低いと見られていたこともありましたが、IBを採用している学校については、日本の高校生よりもはるかにレベルの高い学習に取り組んでいると考えていいでしょう。また、現在IBを採用しているインター校では、ハイスクールでのIBの授業にスムーズに導入できるように、ミドルスクール(中学生)の段階でIBの準備講座を開講している学校もあります。

 IBの学び方について。

 IBをインター校で学習する場合、もちろん英語での授業を受けることになるわけですが、幼少時から英語環境で生活をしてきていない日本人にとっては、学術的な用語などが多用されるIBの授業は、ついていくのが大変だと思います。

 そこで、特に数学や自然科学の分野の学習については、家庭教師などにバックアップしてもらうことが必要となってくるでしょう。しかし、バンコクの現状では、英語でIBレベルの数学や自然科学の分野を指導できる家庭教師の先生は非常に少ないといえるでしょう。

 場合によっては、日本人の家庭教師で高校レベルの数学や自然科学分野の指導の出来る方にIBの授業のバックアップをお願いするというのも一つの方法だと思います。インター校に通っているのであるから、何が何でもすべての科目を英語で理解しなければならないというものでもなく、日本人の場合は、いくら英語ができるといえども、やはり母国語である日本語での方が学習の理解を深めることができますので、そうすることもIBの単位取得の近道になるのではないでしょうか。

日本の大学受験でのIBの取り扱いは?

 日本では近年、帰国子女大学受験を一般受験とは別枠で実施する傾向が強まっています。大学側としても、海外で学校生活を送ってきた生徒に対して、日本的な受験に取り組ませることはそぐわないということと、海外で身に付けてきた国際感覚を大学の中で発揮してほしいという思いがあることが要因としてあるようです。

 日本の大学での帰国子女大学受験での出願条件は海外で現地校、またはインター校に2年以上在学し、TOEFLやSATのスコアーに基準を設け、面接と小論文で受験させるというパターンが一般的で、IBを条件に出しているところはまだまだ少数派のようです。

 しかし、今後教育も国際化が更に進むものと思われますので、日本でも海外からの受験生に対してはIBの単位取得を求めてくる大学は増えてくると思われます。

 また、先にも記述した通り、IBは大学での授業に対応できる知識と教養を身に付けさせることを目的としていますので、今後日本の大学でも一般教養の中で取り入れられていくことも考えられます。

 また、帰国子女大学受験については、各校とも試験要項の変更がよく行われますので、志望校がしぼれてきたら、各大学の入試担当者と密に連絡をとって、試験対策を進めていくことが肝要だと思います。

 

*今回の特集については、ISEのIBのしおりを参考にさせていただきました。

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<書評> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

戦後60年。日本の教育にも総決算が必要か。

タイトル:「戦後教育で失われたもの」

森口 朗 著 新潮新書 刊

2005年-月--日 初版 680円

ISBN4-

コメント:

 今年は戦後60年で、マスコミでは戦後を振り返る様々な特集が組まれていましたが、教育についてはどうだったのでしょうか。

 著者の森口 朗氏は、内と外から学校教育の現場を見てこられた方で、戦後教育の問題点を客観的に分析しています。その中で氏は、日本は敗戦国であるがために、日本人としての大切な文化や伝統を消し去られてしまったのではないか。そのため、現在の教育界の混迷も引き起こされているのではないかと指摘しています。特に、今ある状況を受け入れる潔さを持って、自分を冷静に見つめ、責任ある行動でき人を育てることが大切だと論じています。

 今後の教育を考えるヒントとなる1冊です。

 

もしかしたら、学校が子供たちをダメにしているのではないか。

タイトル:「学校を捨ててみよう!」

三池 輝久 著 講談社+α新書 刊

200-年-月--日 初版 ---円

ISBN4-

コメント:

 学校の先生方にとっては、何ともショッキングなタイトルの本ですが、現在の学校教育の問題点を医学的観点から指摘している本です。

 著者の三池輝久氏は小児科医の方ですが、毎年多くの子供たちが学校生活においてのストレスを感じ、それが原因で「小児性慢性疲労症候群」という病気にかかっているそうです。不登校児についても親の躾が悪いであるとか、本人の自覚が足りないというのではなく、そうした病気で脳の機能障害が起こっているために学校にいけなくなっていると指摘しています。

 子供をそうした状況に追い込んでいる学校や親に厳しい警告を発し、子供の成長を考えた場合、時には「学校を捨ててみる」ことも必要だと説いています。

 私たち大人は、大人のエゴを子供に押し付けるのではなく、本当の意味での子供の成長を促していきたいものですよね。

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<新・頭のよくなる風水> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

高層マンションの風水。

 バンコクにお住まいのほとんどの日本人の方は、マンションにお住まいですよね。それも、日本ではあまり考えられない高層マンションに住んでいたりします。ちなみに私の住んでいるマンションは12階立てで、居室も12階。これでも結構高いな〜と思うのですが、上には上がいて、私の知り合いの中には35階に住んでいる方なんかもいらっしゃるんです。

 でも、高層マンションは風水的にはあまりよくはないんですよね。でも、多くの日本人がここバンコクで住んでいる高層マンション。今回は高層マンションの風水について見てみたいと思います。

 ところで、高層マンションが風水的にあまりよくないかというと、風水では大地の気を取り入れることが大切だという考えがあって、大地の気が届く範囲は概ねその土地に生えている木の高さくらいまでと言われているんですね。だから、大体ビルの高さで言ったら4〜5階くらいまでの高さということになります。

 では、そうは言ってもなかなか低層階で部屋を見つけるのも難しかったりしますよね。じゃあ、高層マンションで大地の気を取り入れる部屋を作るにはどうするか。それには観葉植物をお部屋に飾るのがいいのです。観葉植物は南の方位と相性がいいので、邪魔にならない程度で、大きめのものや部屋に飾るようにしましょう。こうすることで、いわゆる陰陽のバランスがとれて、より快適な部屋になります。

 それから、高層マンションに住む時に注意してほしいことは、ハイテンションになりやすく、直情型の性格や若い人にはいいのですが、特に厄年を過ぎた方は、中層(4〜6階)以下の部屋に住むことをお勧めします。また、高層マンションは日射しがが強いことが多く、陽のエネルギーが強すぎて落ち着きがなくなることもありますので、特に西日の入る部屋にお住まいの方は西日を遮る工夫もして下さい。

 とはいっても、なかなか好みの物件を見つけだすのは大変でしょうが、少しでも風水のパワーが得られる部屋に住んで、ハッピーなバンコクライフを送りたいものですよね。高層マンションにお住まいの皆さん、一度お試し下さい。

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<編集部より> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

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