在タイ日本人子女教育応援ジャーナル「Sukusa」

現在、バンコクで発行されている在タイ日本人子女教育応援ジャーナル「Sukusa」のバックナンバーです。

Sukusa Vol.15 Jul '05

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

Sukusa

在タイ日本人子女教育応援メール・マガジン

www.siam-micky.com

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

<Sukusa Vol.14の協賛スポンサー様> −−−−−−−−−−−−−−−−−

*The Regent's School 様(インターナショナルスクール)

TEL: +662-690-3777

http://www.regents.ac.th E-mail: enquiry@regents.ac.th 

 

*International School Eastern Seaboard 様(インターナショナルスクール)

TEL: +6638-372-591〜5

http://www.ise.ac.th E-mail: info@ise.ac.th

 

*泰明倫館 様(学習塾)

TEL: +662-262-0768 FAX: +662-262-0769

http://www.meirinkan.com

 

*泰夢 様(学習塾)

TEL: +662-712-7813 FAX: +662-712-7814

http://www.timebangkok.com

 

*ena 様(学習塾)

TEL: +662-712-8032 FAX: +662-381-1586

 

*MI Computer 様(コンピュータースクール)

TEL: +662-714-9288 FAX: +662-714-9289

http://www.sakura.co.th/m.i.computer/

 

*トモ・トラベル(旅行会社)

TEL: +662-659-5989 FAX: +662-659-5993

http://www.tomotravel-can.com

 

*Niva International School(インターナショナルスクール)

TEL: +662-948-4605〜9 FAX: +662-948-4622

http://www.niva-is.ac.th

 

*Bumblebee International Pre-school(インターナショナル幼稚園)

TEL: +662-712-2994〜5 FAX: +662-713-5076

http://www.bumblebeeinter.com

 

*Modern Montessori International (インターナショナル幼稚園)

TEL: +662-665-6215〜6 FAX: +662-665-6217

http://www.mmi-thailand.com

 

<Contents> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

*7月号の特集より

*書評

*新・頭のよくなる風水

*編集部よりお知らせ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<7月号の特集より> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 学力低下ってホント?

 ここ最近、日本では「学力低下」が叫ばれるようになってきていますが、実際のところどうなのでしょうか。バンコクに暮らしていて、近い将来日本に帰国した時に、日本とタイでの学習状況にギャップを感じてお子さんの学習が停滞するようなことは避けたいものです。しかし、日本で言う「学力低下」は、ここバンコクの子供たちにおいては果たして当てはまるのかということも考えられます。

 そこで今回は、「学力低下」が叫ばれるようになった歴史的背景を踏まえながら、この問題について考察してみたいと思います。

 最近、日本では「学力低下」問題が叫ばれるようになり、IAEA(国際学習到達度評価委員会)などの国際的な学力調査では、回を追うごとに日本人の就学児童の学力低下が指摘されてきています。

 こうした声を受けて、今年度から採用された小学校の教科書では「発展的学習」として、前回の教科書検定(2001年)では削除された内容が復活するというものになりました。来年度発行される中学校の検定教科書でも前回の検定で削除された内容のいくつかが復活される見通しです。

 教科の指導内容の軽減を見直し、文部科学省も学力低下に対応しようということのようですが、そもそも、なぜここ最近「学力低下」が叫ばれるようになったのでしょうか。

 巷を見渡せば学習塾は盛況ですし、私立志向も年々高まっています。これはバンコクでも同じことが言えると思いますが、これだけ教育熱が高まっているのに、なぜ「学力低下」が叫ばれるようになってのでしょうか。

*「学力低下」は戦後教育の制度疲労の結果か。

 ここ最近の「学力低下」問題については、戦後からこれまでの社会状況が大きく関係していると言えるでしょう。そのために、ちょっと歴史を振り返ってみましょう。

 戦後の日本は、いち早く復興を遂げるためには教育が重要であると考えました。なぜなら、復興を支えるには均質な能力を持った労働力が必要だったからです。また、戦後すぐに第1次ベビーブームが起こり、多くの労働力が育って昭和30年代半ばからの高度成長期を支える原動力になりました。中卒で集団就職してくる人たちが「金の卵」と呼ばれた時代です。

 この当時は、国全体で国を豊かにしようというモチベーションが強く、学校教育も社会に役立つ人材を育てようという意気込みが強かった時代背景がありました。

 そうした状況が変わり始めたのが昭和50年代頃から。高度成長もひと段落し、日本も豊かな国になってきた頃です。このころには第2次ベビーブームで生まれた子供がそろそろ学齢期に差しかかり、高度成長を支えてきた彼らの親の世代が高学歴を望む傾向が強まってきました。しかし、大学の数や定員は子供の数に比例したものではなく、さらに狭き門となっていました。いわゆる「受験戦争」の過熱化です。

 この背景には、本来日本には多様なエリートコースが存在したものの、将来いい会社に入るためにはいい大学へ、そのためにはいい高校へというようにエリートコースの流れが単純化したこと、また日本の経済力が高まったことで、親が子供の教育に対して目やお金を振り向ける余裕が出てきたことが挙げられます。

 こうした「受験戦争」の過熱化を受けて、この当時あたりから大学の新設、学部や定員の増加、新設の高校が増えてきました。これに合わせるように大学進学率も年々向上してきました。

 しかし、バブル崩壊後から状況が一変してきます。少子化と長引く景気低迷で、大学の定員がだぶつくようになってきました。大学は定員を満たすために入学基準の低下をせざるを得なくなりましたが、社会の要請としてはこの不況を乗り切ることのできる有能な人材のみを必要とするというギャップが生まれてきました。また、子供たちの立場から見れば、一生懸命勉強しても大人が元気のない社会状況を目の当たりするにつれ、勉強することへの動機付けが希薄にならざるを得なかったのかもしれません。さらに、子供たち自身も社会の高度化によって、昔の子供とは違って学校や学習、ひいては大人に対する考え方の変化も生じてきていることも指摘されています。

 そうしたなか始まったのが「ゆとり教育」という路線であり、前回の教科書検定では学習内容の3割削減という方針でした。

 「ゆとり教育」ではこれまでの「受験戦争」を助長したと考えられていた知識偏重の教育を反省し、世の中を自ら考え生き抜く子供たちを育てようとのことでしたが、教育現場では混乱する場面も多く、成果を見極めるにはまだ難しいところだと言えるでしょう。しかし、ここ最近の国際的な学力テストなどのデータから、日本人の子供の学力低下が指摘されるようになり、文部科学省でも「ゆとり教育」の方向性を再検討せざるを得ない状況となったようです。なぜなら、日本は技術立国であり、特に理数系の科目の学力が下がるということは、日本が日本としての地位を危うくしてしまう可能性も考えられたからです。

 「学力低下」の原因を考えてみると、戦後から現代に至るまでの社会状況の変化、とりわけここ15年くらいの激動に、教育システムがうまく変化していけなかったことによる「しわよせ」が子供たちに影響したと考えられます。

*では、バンコクの子供たちはどうなのか。

 日本ではこうした状況を踏まえ、学校や塾のあり方、受験のあり方などが、社会状況に対応するかのように様々な方向性を打ち出していく傾向にあります。それは、現在日本が新しい社会の仕組みやあり方を模索し、方向性を見つけだそうとしている状況と重なると言ってもいいでしょう。というのは、現代社会では高度な国際化や情報化によって価値観が多様化し、そのため教育のあり方や親や子供たちの考えも多様化してきているからということが言えます。しかし、本来の日本は戦前までは各地域で様々な文化が育まれ守られてきた多様化社会でしたから、これまでの画一的な教育から多様化した教育へと転換していくことは、ある意味で回帰現象が起こっているとも言えるでしょう。

 また、インターネットや携帯電話の急速な普及も学ぶことへのスタイルを変える大きな要因ともなっています。その過渡期であるがゆえに、「学力低下」という問題も起きてくるのでしょう。

 実は不況期にあった80年代のアメリカでも「学力低下」が社会問題となり、様々な教育改革が行われてきました。

 多様化という意味ではバンコクの日本人の子供たちは、日本の子供たち以上に多様化していると考えられます。出身地も日本全国にまたがり、性格や能力、将来の進路も実に様々です。また、異国であるタイで暮らしているために、すでに異文化を受け入れて多様化した考えを持ちやすい素地があります。日本が多様化社会だった過去を考えてみると、ある意味バンコクでは本来の日本社会が生き残っている地域と言えるかもしれません。そのため、バンコクでは日本的な「学力低下」論はもしかしたら当てはまらないかもしれません。

 しかし、海外在住であるがゆえの子供たちの「学力低下」は存在するのではないでしょうか。それは、国語力と日本の地理・歴史の理解力の低下だと言えます。国語力については、子供たちが日本人学校に通い、日本の学習塾に通っているとは言え、日本在住の子供に比べると、日常生活の中における日本語的刺激は著しく低いと言わざるを得ません。学習で身につける国語以外にも、生活の中で身につける国語というのは、意外に重要な要素を持っています。地理・歴史については、今現在日本にいないという状況を考えると、いくら学んでもピンとことないことも多くあることでしょう。これらについては、日本にいる時以上に意識的に周りの大人たちは子供たちに働きかけていくべきだと思います。

 海外在住ではこうした問題も発生しますが、だからと言って悲観するのではなく、逆に海外在住の経験を生かし、将来社会で役立っていける人とはどういう人なのかも、周りの大人たちは子供に伝えていくべきでしょう。周りの大人たちが将来像を明確に示してあげることにより、子供たちも今バンコクで暮らしている中での学習への方向性というものが見えてくるのではないでしょうか。

 学習に対して目標や意義を持たせることで、子供たちは学習に気持ちが向いていきます。そうした大人たちの働きかけが、子供たちが「学力低下」に陥らない一つの方法ではないでしょうか。勉強が出来ないのならば無理にやらせる必要はないという意見も一部にはありますが、子供が社会で生きていくために必要な知識やマナーなどは、大人の責任としてしっかり身に付けさせてあげるべきでしょう。

 今バンコクに暮らしている子供たちが、将来日本やその他の海外で活躍していけるよう、バンコクで教育に携わる皆さんは親御さんと手を取り合って、このバンコクの学習環境やバンコクに暮らす子供たちの性格や能力に合わせた教育のあり方を模索し、素晴らしい人材を育てていこうという気持ちを持つことが大切なことではないでしょうか。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<書評> −−−−−−−−−−−−

日本人が知らないアフリカ、日本人が気がつかない日本が見える本。

タイトル:「ゾマホンのほん」

ゾマホン・ルフィン 著

河出書房新社 刊 1999年9月20日 初版

1000円 ISBN4-309-01307-4

コメント:

 5〜6年くらい前に「ここがヘンだよ日本人」というバラエティー番組がありましたが、その番組で人気者になったゾマホンさんのエッセー集。この本の印税で故国のベナンに学校を立てたそうですが、この本、新ためて読んでみると実に奥深いです。日本人の知らないアフリカの実態を分かりやすく解説してくれていますし、比較教育を考えてみる教育書としてとらえても面白い本だと思います。私はこの本を読むと、日本人の何たるかを問いかけられているような気がしてならないのですけれどもね。

 

しゃべりのプロが教えてくれる日本語のいろは。

タイトル:「口のきき方」

梶原 しげる 著 新潮社 刊

2003年9月20日 初版

680円 ISBN4-10-610033-9

コメント:

 この本は本紙読者の中学1年生の男子の方からのご推薦です。(あっ、お名前は匿名でと言うことなので・・・)何が嬉しいって、中学生にして新書を読みこなそうという気概があるのが嬉しいですよね。

 さて、内容なんですが、作者の梶原しげる氏はフリーアナウンサーの方で、プロから見て、巷にはびこるおかしな日本語をバッサバッサと切り捨ててくれて、新書でありながら読んでいてなかなか痛快です。

 でも、ただ切り捨てるのではなくて、その言葉から読み取れる若者心理や現代語の発生原理を心理学的観点から解きあかしてくれています。

 何でも梶原さん。売れっ子アナウンサーでありながら、大学院に行って健康心理士の資格まで取ってしまった心理学通でもあるんですね。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<新・頭のよくなる風水> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

その15

友達がたくさんできる部屋

 「いちねんせ〜になった〜ら〜、ともだち100にんできるかな〜♪」なんて歌、小さい時に歌ったりした記憶のある親御さんもきっと多いでしょう。私も小学1年生のころにはよく歌ったもんです。子供にとっては勉強も大切、健康も大切ですけれども、友達がたくさんいるってこともすごく大切ですよね。友達がたくさんいればそれだけ人付き合いもうまくなりますし、いろいろと見聞も広がっていくものです。

 そこで、今回は友達がたくさんできる部屋作りをご紹介いたしましょう。

 友達がたくさんできて、しかもクラスの人気者になるためには、東南の方位の部屋を子供部屋にしてあげましょう。東南は大地の恵みが集まってくる方位で、育ち盛りの子供にはもってこいの位置なんですね。この方位の部屋は男の子にも女の子にもピッタリです。特に女の子は愛嬌のあるかわいらしい子に育ちます。

 次に、具体的にインテリアはどのように設えてあげればいいでしょうか。

 部屋のインテリアは全体的に緑やアイボリーなどの色を使ってまとめてみて下さい。ベッドは部屋の南の位置に置き、東枕で寝かせてあげるといいでしょう。ベッドカバーは花柄や暖色系にしてみて下さい。勉強机は部屋の東か北に置いて、東向きか北向きに座れるようにしてあげて下さい。また、東にCDラジカセや目覚まし時計などの音の出るものを置いてあげるといいでしょう。

 ただし、この方位の部屋は若干落ち着きがなくなることもありますので、勉強をする時はブラインドやカーテンなどで、部屋の明かりを調整してあげれば、落ち着いて勉強ができるようになります。それから、お子さんが学校に行っている時に部屋の窓を開け、空気の入れ替えをしてあげることで、東南の部屋の運気は更に高まります。

 あと、子供部屋が東南の位置に設けられないお宅では、ベッドを部屋の南の位置に置き、東枕で寝かせてあげ、東にCDラジカセや目覚まし時計などの音の出るもの置いてあげるだけでも効果的です。

 さあ、これでお宅のお子さんもすっかりに人気者です。友達たくさんで、楽しく学校生活を送ってくれること受け合いです。うちの子、友達が少ないなとお悩みのお母さん、是非お試し下さい。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

<編集部より> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

*Sukusaでは発行に際してご協力いただける協賛スポンサーを募集いたしております。詳しくはSukusa編集部(sukusa@siam-micky.com)までお問合せ下さい。

 

*「Sukusa」は日本でも読めます!

 日本にお住いの方で「Sukusa」の定期購読をご希望の方、また広告掲載についてのお問合せは下記の代理店までお問合せ下さい。

「Sukusa」日本窓口

通信合同社

575-0001

大阪府四条畷市砂346

Tel/Fax 072-877-8537

担当:奥田 氏

 

*「Sukusa」はチェンマイでも読めます!

 この度「Sukusa」はチェンマイ窓口を開設いたしました。チェンマイにお住いの方で「Sukusa」の定期購読をご希望の方は、下記の代理店までお問合せ下さい。

ランゲージ・インテリジェンス

Tel: 053-894683

Fax: 053-894684

担当:谷口 氏

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

発行 : Sukusa編集部 By Siam-Micky's Planning Co.,Ltd.

メールアドレス : sukusa@siam-micky.com

URL : http://www.siam-micky.com

発行人 : マイケル・ヤマカワ

この記事の内容を弊社に無断で転載することを禁じます。

Copyright 2005

この記事についてのご意見、ご感想はメールにてお寄せ下さい。